村井醸造は建築物として国指定の登録文化財に指定されています。
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≪登録文化財とは何か?≫
街並はどんどん変わっていきます。懐かしい風景やシンボルとなるような建物は、一度こわしてしまうと「そこにあった」ということすら忘れられてしまいます。わたしたちのまわりにある残しておきたい風景を守るために、この文化財登録制度が生まれました。 (ヨーロッパをはじめ世界各国ではすでに定着している制度です。)
左の写真は村井醸造正面 |
名称 |
村井醸造脇蔵ほか1棟(平成12年12月4日登録) |
所在 |
桜川市 真壁町大字真壁72 |
所有者 |
村井 重司 |
特徴 |
村井家は江戸時代からこの地で醸造業を営んでおり,滋賀県日野町観光協会発行「日野・その歴史と自然」には,「江戸時代の初期である延宝年間(1673−1680)に,常陸の国真壁町へ村井重助が醤油・味噌販売の出店を構えたのが,日野商人における関東出店の最も古い記録である。」と記載されている。かつての穀蔵であった脇蔵は,交差点に面して建ち,街並み景観の重要なランドマークとなっている。石蔵は良質な大谷石で造られている。現在は使用されていないが保存状態は良く,年に数回,住民のイベント(コンサート等)に開放されている。 |
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≪村井醸造石蔵 村井醸造側から撮影(現在「蔵布都」)≫
名 称 |
登録番号 |
構 造 |
建設年代 |
村井醸造脇蔵 |
第08-0045号 |
土蔵造2階建,105u |
明治時代 |
村井醸造石蔵 |
第08-0046号 |
石蔵造平屋建,145u |
大正時代 |
最近真壁町は“蔵の街”として知名度が上がってきています。 真壁町は昔の面影残る町として様々な方からしたしまれ、今なおのこる蔵や白壁のなどが訪れる人々の心を和ませるのだと思います。人工的に造られた観光地ではなく、人々が生活するなかで形を残していった真壁町だからこそ価値があるのですね。航空写真などで真壁町をみると解るのですが、真壁城を中心とした外堀などの跡も現存しています。増田酒店で包装用に使っている包装紙も真壁の昔の地図なのですが、今の通りと何も変わっていません。どうぞお越しになって、街を歩いていただき少しでも真壁を好きになっていただけたなら幸いです。
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